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テクノのススメ~往年の名曲から00年代以降の人気曲まで
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テクノのススメ~往年の名曲から00年代以降の人気曲まで

1980年初頭、アメリカはシカゴのクラブで生まれたハウス・ミュージックから派生し、デトロイトにて産声を上げたテクノ。

その革新性は、他ジャンルのアーティストへも大きな影響を与え続けています。

音楽史的においては、クラフトワークやYMOといったアーティストたちが試みていた電子音楽なども重要な要素ではありますが、今回の記事では純粋なダンス・ミュージックとしてのテクノを軸とした名曲や人気曲をご紹介!

クラシックな有名曲から、ジャンルの発展とともに生まれた90年代~00年代の名曲まで幅広く選出。

これからテクノを聴いてみたい、という方はぜひチェックしてみてくださいね!

もくじ

テクノのススメ~往年の名曲から00年代以降の人気曲まで

ExtraKen Ishii

日本が世界に誇るテクノミュージシャンといえば、Ken Ishiiさんの名前が真っ先に上がる人も多いと思います。

日本でテクノというジャンルの音楽が認識され始めた90年代の初めから活動をしており、ヨーロッパのレーベルからリリース、逆輸入という形で日本で広がったというエピソードがあります。

こちらの楽曲『Extra』は95年にリリースされた楽曲ですMVのアニメーションが有名で、まさに日本のサブカルチャーのクオリティを世界に知らしめた1曲です。

村上真平

Born Slippy (Nuxx)Underworld

1996年の大ヒット映画『トレインスポッティング』のサウンドトラックとして絶大な知名度を誇る1曲です。

印象的なシンセサイザーのバッキングと作りこまれたビートが美しいですね。

繰り返される歌詞を聴いていると不思議な世界に吸い込まれていくような気分になります。

曲の展開はかなり凝っていて、最小限のフレーズの繰り返しでありながら、飽きの来ない名曲です。

映画とともに有名になった曲なので、もっと深く世界観に浸りたければ『トレインスポッティング』を鑑賞することもオススメです。

Takaaki Terry

The Greatest DancerRobert Hood

デトロイト産ミニマル・テクノのパイオニアかつ重鎮、マッド・マイクさんやジェフ・ミルズさんとアンダーグラウンド・レジスタンスという伝説的なグループのオリジナル・メンバーとしても活躍したロバート・フッドさん。

デトロイト・ミニマルの伝道師として多くの歴史的な傑作を生み出しているフッドさんが、2001年にリリースした名曲『The Greatest Dancer』を紹介します!

ソウル・ミュージックに詳しい方であれば、タイトルだけ見て思わず「これはもしかして!」となるのでは?

1970年代を中心に人気を博した女性ボーカル・グループのシスター・スレッジが1979年に発表した楽曲『He’s The Greatest Dancer』を大胆にサンプリングした楽曲であり、ミニマル・テクノでありながらもディスコ的で最高にファンキーなクラシック・ナンバーなのですね。

フロアで流せば確実に受けることは間違いなし、色あせない永遠のキラーチューン!

2011年にはリマスターされた12インチが再発されておりますから、オリジナル盤と合わせてどちらもチェックしてみましょう。

KOH-1

Enfants (chants)Ricardo Villalobos

一度再生すればいきなりオーラを感じられる楽曲『Enfants』。

チリ出身のDJ、リカルド・ヴィラロボスさんの楽曲です。

ピアノのフレーズがリフレインするミニマルテクノですが、やはりなんといっても他と違うのが民族音楽のようなボーカル。

チリ出身でラテンミュージックにも関わりがつよい彼の個性が出ているのかもしれません。

シンプルなトラックですが、メッセージ性を感じるような、しかしグルーブもあり体を揺らして楽しめる楽曲です。

村上真平

Big FunInner City

デトロイト・テクノの傑作であり、ダンス・ミュージックにおける古典中の古典です!

デトロイト・テクノのオリジネイターと言われるケヴィン・サンダーソンさんが、女性シンガーのパリス・グレイさんを迎えたユニット、インナー・シティが1988年にリリースした楽曲『Big Fun』は彼らのデビュー曲であり、後にリリースされて大ヒットを記録した『Good Life』と並んで、インディー・シティの代表曲にしてテクノの歴史に残る名曲。

純然たるテクノのトラックにキャッチーなシンセのリフ、ポップな女性ボーカルが絶妙なバランスでブレンドされており、革新的なテクノ・クラシックとして永遠に色あせない輝きを放ち続けています。

やはりこういった楽曲はアナログ盤で、かつ爆音で楽しみたいですね!

KOH-1

SharevariA Number of Names

1981年リリース、デトロイト・テクノの古典的な名曲にしてルーツと言えるのがこちらの『Sharevari』でしょう。

デリック・メイさんにジェフ・ミルズさん、カール・クレイグさんやホアン・アトキンスさんといった大物中の大物が今もプレイするというクラシックな1曲であり、デトロイト・テクノの源流と言われるCybotronの『Alleys Of Your Mind』よりもさらに早い時期に1980年に製作されていたという話もあるのだとか。

カナダ人トリオによるこちらの楽曲は、シンプル極まりない4つ打ちのキック・ドラムとあやしげなベース・ライン、単調と見せかけてクセになるシンセのフレーズ、機械的なボーカルがやたらクールな逸品です!

テクノ史に残る名曲として、ぜひあなたのプレイリストにも加えてみてくださいね。

KOH-1

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